トップページ » 磯竿をIMガイドに交換
従来のチタンガイドのリング形状を楕円にそして傾斜をかけることで抜群の糸通し性そしてガイド間のライントラブルの軽減に成功した世界初の振り出し竿用傾斜フレームガイドシステム。
あなたの愛竿をIMガイド仕様にすることで、竿に眠る潜在能力を最大限に引き出し、さらなる釣果を生み出します。
磯という足場も悪く、自由に動ける範囲が狭い特殊なフィールドで大物を釣り上げるために、日々進化を続ける磯上物竿は細いものでは先径がわずか1mm前後という繊細さと、全長5m強の長尺。
そんな独特の形状を持つ磯竿を潮の見極めやコマセワーク、仕掛けの投入、ラインやウキの操作などの様々な動作をシステマチックに行いつつ操作するために生み出されたのが超軽量の楕円・傾斜ガイドのIMガイドです。
磯での上物釣りは他の釣りに比べて難易度が高く、さらにはその手返しのスピードが釣果に直接影響を及ぼすため、ライントラブルは磯釣りにおいては致命的なタイムロスとなってしまいます。
また、最近の磯釣りは、細糸仕掛けでの釣りが主流となってきていますが、ラインは細くするほど、竿に絡みやすくなります。
そこで富士工業はガイドに角度を付けた「傾斜フレーム」に着目。しかし、ガイドを傾ければ傾けるほどガイドの内面積は狭くなり、抵抗が増加。
それによって、糸通しが悪化するばかりでなく、ラインそのものにも摩擦によってダメージを与えてしまうこととなるため、その問題を解消するために1サイズ上の正円リングと同等以上のリング内面積を持つ「楕円リング」を採用し、糸通し性とライントラブルの防止という相反する性能の両立に成功しました。
お客様がご自身の愛竿を当店までお送りいただく際、まるで我が子を送り出すかのように、丁寧かつ厳重に梱包されて送ってこられます。
これほどまでに大切にされている竿の姿を見ると、お客様の釣りや竿に対する想いをひしひしと感じ、気持ちがぐっと引き締まります。
交換作業は、お送り頂きましたすべての竿に関して店長の私自身が責任を持って行い、最終確認の行程に移るまでは他のスタッフには指一本触れさせません。
トップガイドには低粘度の接着剤を、固定ガイドには通常の粘度の接着剤を使用しておりますが、つけすぎると余った接着剤を剥がす際に竿本体や塗装にダメージを与える可能性があるため、接着剤は最小限しか使用しておりません。
当店では、ガイドはガイドラインの中心よりやや上に来るように設定させて頂いております。そうすることで、特に穂先側のラインのヨレやフケを軽減します。
また、交換作業を終えた愛竿は、接着箇所やガイドラインの上にガイドが乗っているかなどを綿密に確認した後、お送り頂いた時以上の状態で送り出せるように心懸けております。
作業の最終工程は「シマノ フッ素ラインメンテナンススプレーUI-102T」を使用して元竿の手元以外のすべてのにまんべんなく施すコーティング処理。
これにより糸通し性能だけでなく、摩擦によるラインへのダメージの軽減や竿本体の防汚効果や防傷効果、さらには撥水性が高まり雨天の釣行でもラインがベタつかず、快適なライン操作ができるなど、様々な効果を発揮します。
コーティングが完了しましたら、竿を丁寧に梱包し直しお客様の元へとお届けさせて頂きます。